越境ECとは?基礎知識から成功事例まで徹底紹介【初心者向け】

越境ECとは?基礎知識から成功事例まで徹底紹介【初心者向け】

越境ECをご存知でしょうか?越境ECとは、海外向けにオンライン販売を行うことです。

日本の人口が減少傾向にあることから、事業のグローバル展開を考えている方も少なくないのではないでしょうか?

今回は、そんな方に向けて越境ECサイトの始め方〜カートの選び方、事例などをご紹介いたします。

 

「越境EC(海外向けオンライン販売)を考えている」

「事業のグローバル展開を考えている」

「越境EC立ち上げは決まったが、どのカートを選んだら良いかわからない」

 

といった方は必見の記事です!

 

 

 

越境ECとは?

 

越境ECとは?

越境ECとは、国境を越えてオンライン通信販売取引をすることを意味します。

日本国内に向けてというより、海外の消費者向けに日本製品の販売をすることを目的にしたオンラインショップのことです。

越境ECは、非常に有望なビジネスとして近年注目を集めており、きっかけは訪日観光客による日本製品の爆買いでした。

 

日本を訪れた外国人観光客が日本の通販サイトやサービスを利用して日本製品を購入し、帰国後のリピート購入や知人・友人への口コミによりさらに通販サイトの利用者が増えたことが、越境ECが広まりつつある理由として挙げられます。

 

越境ECの市場規模

では越境ECは国内市場と比べてどれくらい市場規模が大きいのでしょうか?

経済産業省が2020年7月に発表したデータによると日本国内のEC市場規模は約19.4兆円でした。

グラフの画像

その中でも中国・米国からの購入額は年々増加しており伸び率も国内市場の成長率を上回っております。

現在のグローバル化の発展具合を考慮すると、現段階で海外向けECサイトを立ち上げるメリットは大きいです。

参考:電子商取引に関する市場調査の結果

 

越境ECが拡大している理由

現在越境ECがこんなにも拡大している理由は大きく分けて3点あります。

 

・コロナ渦による巣篭もり需要

・日本独自ブランドの人気

・グローバル的なスマホ普及率の向上

 

①コロナ渦による巣篭もり需要

新型コロナウイルスによってインバウンド市場が減った中で期待されているのが越境ECです。外出制限がある中で世界中でECの需要が高まったおかげで越境ECの需要も高まりつつあります。

今後新型コロナウイルスがいつ収束するか分からない状態の中で早めに戦略を立てる事が重要です。

 

②日本独自ブランドの人気

越境ECの利点の一つはその国でしか売っていない商品を入手できる点です。

例えば現在人気の韓国ブランドも、ECが生まれる以前は韓国国内のみ人気で世界的な需要はありませんでした。

そんな中でECが現れたことによってグローバル展開を図った韓国企業が世界的な人気を得ることになりました。

代表例として「ADERERROR」等は適切なブランド認知で世界的に注目されている韓国ブランドで、実際に顧客の60%以上がアジア圏外の北米や欧州です。

参考:カルト的人気を誇る韓国ブランド、謎に包まれた匿名デザイナーグループに迫る

 

③グローバル的なスマホ普及率の向上

世界中でスマホ普及率が増えたことも越境EC拡大の1つの要因です。

実際、経済産業省がまとめた2019年の日本の電子商取引(EC)市場調査でもスマホを利用した購買価格は4.2兆円で全体の42%に当たります。世界中の人が手軽にECで商品を購入できるようになったおかげでこの数値は年々増加すると予想されています。

参考:19年のEC物販、初の10兆円超 スマホ経由拡大

 

越境ECのメリット・デメリット

越境ec メリット デメリット

越境ECにもメリット・デメリットの2面性があります。

どちらも考慮した上で越境ECに取り組むことで成功率を上げる事ができます。

 

越境ECのメリット

越境ECを利用することで、その国に出向いて出店する必要がありません。

そのため、交通費や出店料、現地スタッフの人件費などのコストを大幅に削減することができます。

さらに、すべての取引をネット上で行えることから手軽に海外進出が可能であり、商圏を拡大できるため新規顧客を獲得しやすくなります。

越境ECのデメリット

海外への商品輸出となるため、輸送コストが国内輸送よりも大幅に高くなります。

また、商品によっては関税法で輸出入が禁止されているものがあるため、現地との確認が必須となります。

決済方法や発送の方法なども、販売先の国としっかり確認しておく必要があります。

国ごとに制度が異なるため、確認を怠ると罰金やペナルティを受ける恐れがありますので注意しましょう。

 

越境ECを始めるには?

 

越境ECを始めるには?

 

販売する商品を決める

まずは販売する商品を選定しましょう。日本製品は、品質や精密さから海外でも人気が高いものが多いですが、日本製であれば何でも売れるわけではありません。

どの国にどんな製品のニーズがあるのかを下調べした上で、商品の準備に取り掛かるといいでしょう。

 

ターゲット(国など)を決める

販売商品を決めたら、販売先の国を決めましょう。決めた商品が対象国で販売可能かどうか、関税や規制について注意すべきことはあるのか確認をしながらターゲット国を決めましょう。

参考までに、輸出入禁止品目や貿易上の注意事項について掲載したサイトを下記でご紹介します。

 

【Japan Customs】輸出入禁止・規制品目について

https://www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm

【経済産業省】貿易管理

https://www.meti.go.jp/policy/external_economy/trade_control/index.html

 

カート選定

 

ECカートの種類は大きく3種類に分けられます。

 

・パッケージ型

・ASP型

・ ECモールへの出店

 

①パッケージ型

ECサイトを構築するのに必要な機能を利用することで、独自のECサイトを構築することが可能です。商品の管理やブログ機能・メルマガの発行など、 ECサイトを運用する上での基本をまかなうことが可能です。

しかし、その分コストが高くつきますので、大規模な企業やショップによる利用が大多数です。

 

②ASP型

クラウド上にシステムやデータなどを保管してあり、インターネットを利用してサイトを構築するため、サーバーを用意したりインストールする必要がありません。ネット環境とブラウザさえあれば簡単に構築できることから、比較的短期間で立ち上げることができます。

しかし、機能が固定であることから細かいサイトのカスタマイズはできず、デザインの自由度は低めである点がデメリットとなります。

 

③ECモールへの出店

Amazonのような大きなサイトの中に、複数のショップが商品を出品するというもの。商品の登録作業をするだけで販売が開始できることから、導入前の大きな壁を感じることなく商品の販売が可能です。

ただし、売上ごとに手数料が発生することと、価格競争が起こりやすいのがデメリットとなります。 



越境EC(海外販売)向けカートシステム比較 

 

 

shopify

Futureshop overseas

launchcart

初期費用

無料

25,000円〜

料金シュミレーション

月額費用

$29〜$299

28,000円〜

料金シュミレーション

販売手数料

3.25〜3.9%

3.6%

お問い合わせ

ドメイン取得

無料

無料

プラン料金に含まれる

登録可能商品数

無制限

2,500点〜

無制限

翻訳機能

あり(19言語対応)

なし

パートナー企業による対応

または、Google翻訳

外国通貨表示

可能

可能(別途オプション)

可能

 

 

越境ECについての簡単な説明と、始めるにあたっての事前準備に関してお伝えしてきました。

では、実際に越境ECを運営するにあたり、どのカートシステムを選んだらいいのでしょうか。

比較表とともに、オススメのシステムをご紹介します。

 

 

shopify 

 

shopify

 

カナダに本社があるShopify社が運営する有料カートです。

2004年に創業され、175ヶ国100万店舗以上に利用され世界1位のシェアを有しています。

日本では、2017年にローカライズされ国内でも多数利用されていて「越境EC」での利用も多いです。

 

費用面

 

プラン

ベーシック

プラン

スタンダード

プラン

プレミアム

プラン

プラス

プラン

初期費用 無料
月額費用(月契約)

$29 

(約3,045円)

$79

 (約8,295円)

$299 

(約31,395円)

$2,000

 (約210,000円)

特徴機能

ECサイトの

基本的な機能

・複数人数が管理画面操作可能

 

・分析レポート機能

手数料が安い

 

・高度なレポート機能

・チェックアウト画面機能

のカスタマイズ

・プロモーションの自動表示

・1契約で10サイトまで開設可能

 

Shopifyはプランごとの月額制度となります。

Shopifyにはベーシック(約3,045円)、スタンダード(8,295円)、プレミアム(約31,395円)と主要な3つのプランがあります。Shopifyの3つの主要プランよりもさらに取引量が多い、エンタープライズ向けのプラン「プラスプラン(約210,000円 /月)」もあります。詳しい内容についてはこちらをご覧ください。

どのプランも初期費用がかからず、利用状況に応じていつでもプランの変更が可能です。ミニマムスタートできるのが嬉しいポイントですね!

 

機能面

ECサイトの基本的な機能(決済機能、ブログ機能、顧客管理、注文管理など...)は元々搭載されています。

それ以外の機能(予約販売や定期購入機能など...)はアプリを利用して、ECサイトに追加する形になります。

ShopifyはAPIを公開しているため、拡張機能となるアプリが沢山開発されています。その数は3000種類を超えており、今後も増えていくことが予想されます。

アプリがあることにより、格段にECサイトに簡単に機能を追加することが可能になりました。

また、多言語対応・外国通貨表示・海外発送が可能な点から、越境ECに強いのも特徴です。

 

特徴

世界No. 1プラットフォームであることから、外部サービスとの連携が強く機能拡張性にも大変優れています。

海外発のECサイト構築プラットフォームということもあり、海外大手のAmazon(アマゾン)やeBay(イーベイ)などで同時に販売することができます。

 

こんな人にオススメ

・越境ECサイトをミニマムスタートしたいと考えている人

・海外販路を確立し、ECサイトを成長させていきたい人

 

合わせて読みたい記事

▶︎【最新】Shopify(ショッピファイ)とは?基本機能・費用・メリットを徹底解説

▶︎【越境EC】Shopify(ショッピファイ)が海外販売に強い6つの理由

 

 

Futureshop overseas

 

Futureshop overseas

株式会社フューチャーショップが運営している有料カートです。

国内向けのカートも提供しており、稼働店舗数は2700店舗以上になります。(2020年11月13日同社プレスリリースより)

幅広い機能と高いデザイン性が人気のカートです。

 

費用面

 

プラン 2500 5000 10000
初期費用 25,000円 50,000円
月額費用(月契約) 28,000円 38,000円 53,000円
登録可能商品数 2,500 5,000 10,000
画像ホスティング(オプション:月額費用) 4,000円/15GB 5,000円/20GB 6,000円/30GB
ドメイン取得・更新 無料

 

 

Futureshop overseasは初期費用+プランごとの月額制度が必要になります。

utureshop overseaには2500、5000、10000、と主要な3つのプランがあります。こちらの他にも、CMSサーバーオプション費用などがかかる場合があります。

詳しい内容についてはこちらをご覧ください。

 

機能面

Futureshop overseas機能一覧

主な機能としては、予約販売機能、会員機能、ポイント機能など上記に記載さているものがあります。

機能はとても充実しており、海外向け販売でも「売れるECサイト」を作ることができます!

また、英語と中国語(繁体字)に対応しており、ECサイト上のメッセージはすべて翻訳されるのが特徴。

商品表示画面にてリアルタイムレートで換算表示されることなどからも、海外販売が初めての人でも安心して利用できます。

 

特徴

国外の配送はEMS(国際スピード便)に対応しています。

配送先国と商品重量で配送料金を自動計算してくれるので、配送の心配もありません。

 

こんな人にオススメ

・英語圏もしくは中国語(繁体字)圏に注力してECサイト運営をしたい人

・日本の会社が運営しているサービスを利用したい人

 

 

launchcart

 

launchcart

 

スターフィールド株式会社が運営している有料カートです。

アジアに特化した越境ECカートとして、多くの企業に利用されています。

徹底的な現地ローカライズを行うことで「売れるECサイト」に成長させることができます。

 

費用面

launchcartは、初期費用50,000円~、月額費用29,800円~となっています。

単品通販か総合通販か、販売国などによって費用は変化します。

公式HPにて見積もりをシュミレーションすることが可能なので、是非気になった方はこちらをご覧ください。

 

機能面

単品リピート通販にも総合通販にも対応しているのが特徴です。

単品リピート通販であれば、現地の商慣習に合わせたフォーム一体型ランディングページを作成できる機能や、定期購入の効果分析をすることも可能です。

総合通販であれば、多言語対応・リアルタイム通貨対応もバッチリです!

詳しい機能についてはこちらをご覧ください。

 

こんな人にオススメ

・アジア向けに海外販売を行っていきたいと考えている人

 

日本のメーカーによる越境EC事例紹介

カート

日本ならではの伝統工芸品や、メイドインジャパンというブランドを背負い、日本の有名メーカーも続々と海外進出を進めています。海外向けのECサイトは、商品の魅力を伝えるために様々な工夫を凝らしています。

 

 Tabio

Tabio

 

「靴下屋」で有名な“タビオ”の海外向けサイトです。

実際の着用イメージを大きな画像で紹介しているほか、カラーバリエーションが一目で分かるよう工夫がなされています。

 

【海外向けサイト】

https://tabiousa.com/

【国内向けサイト】

https://tabio.com/jp/

 

とらや

とらや

羊羹で有名な“とらや”も、海外向けECサイトはshopifyを利用しています。

創業の歴史や和菓子の紹介など、日本好きの外国人が興味を持つようなサイトに仕上がっています。

 

【海外向けサイト】

https://global.toraya-group.co.jp/

【国内向けサイト】

https://www.toraya-group.co.jp/onlineshop/

 

Bento&co.

Bento&co.

京都発祥の弁当箱専門店が、海外向けに弁当箱や弁当を可愛くするアイテムを紹介・販売しているサイトです。

海外向けサイト内では、弁当箱以外にもキッチングッズや食器などの販売も行なっています。

 

【海外向けサイト】

https://en.bentoandco.com/

【国内向けサイト】

https://www.bentoandco.jp/

 

まとめ

 

パソコン

 

今回は3つのカートシステムをご紹介しましたが、紹介した以外にも多くのカートシステムが存在しています。

安易にECサイト構築業者へ依頼することは危険です。

実績の確認や要件を提示してきちんと理解しているかを検証してから依頼するようにしましょう。

 

この記事を読んで、越境ECの導入を検討したけれど「結局、自社に合っているカートがわからない...」

「越境ECで売れるマーケティング方法がわからない...」という方は、ECサイト構築支援・運用支援を行っているANVIEにご相談ください!

 

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