shopifyの制作代行とは?基本説明から構築〜運用まで行う会社を徹底紹介【初心者向け】
- #ECサイト開設・構築
- #サイト運用
ECサイトを制作するためには、実店舗と同じく周到な調査と企画立案などが必要となります。
また、構築に当たっても専門的なスキルが必要なので全て自前のリソースで実行するにはかなり困難です。
そこで一つの解決方法として「外部の制作会社に依頼する」という手法があります。
今回の記事では制作会社はどんなことをしてもらえるのか、使う場合のメリットやデメリットについて記載しています。
また、気になる構築費用の相場感と実際の制作会社の紹介をしています。
「shopify(ショッピファイ)でECサイトを構築したいけど、何からしたらいいのか分からない!」
「制作会社を探したいけど、どんな会社があるのか知りたい!」
「制作会社に頼みたいけど、注意する点はあるのか知りたい!」
というECサイト担当者様に必見の内容になっています!
目次 1. shopifyとは 6. shopify制作会社紹介 6-2. 株式会社フラクタ 6-3. 株式会社R6B(アールシックスビー) 6-4. コマースメディア株式会社 6-5. 世界へボカン株式会社 6-6. 株式会社WebLife 7. まとめ |
shopifyとは
shopify(ショッピファイ)はカナダのオタワに本社があるShopify社が運営するeコマース用のプラットフォームです。
shopifyのプラットフォーム上では世界175ヵ国、170万以上のネットショップが日々運営されています。
Shopifyには、以下のような特徴があります。
・世界中の言語や決済方法に対応しているため、国内向けの販売だけではなく越境ECとして海外へのオンライン販売も可能
・デザインテンプレートが1000種類以上の中から選べますので、他社のショップとデザイン的に被る可能性が低い
・機能を拡張する「アプリ」が3000種類以上あるので、一般のECサイトの基本機能にはない特別な機能を低コストで追加することが可能
・タイトルタグの最適化やメタディスクリプションの追加などが可能で、SEOに強いECサイトが構築が可能
・実店舗を持っていたり、ポップアップストアしたりする際に便利なPOSレジ連携が可能
・月額29ドルという安価な値段から運用が可能
総じて一般的なECサイトよりも機能が多く、使いやすいプラットフォームです。
shopify制作会社とは
Shopify制作会社とはShopify(ショッピファイ)をプラットフォームとした下記の1~6、および運営を実施・支援する会社です。外注に依頼する場合の手順は大きく分けて6点あります。
1. 提案依頼書(RFP)
2. 制作会社の選定、ECサイト構築のプラットフォーム決定
3. 設計・開発
4. デザイン作成、コーディング
5. 商品登録
6. 運用テスト
全て自社の要員で対応するにはECサイト構築に明るいIT系の社員が複数人必要なので、殆どの企業は外注に依頼することになります。
役割分担としては、1、2、5、6が発注元の企業で、3と4がECサイト制作会社となります。
またECサイト制作会社は3と4の設計・開発~デザイン作成、コーディングだけにとどまらずに、発注元の企業の要請に応じて本来は発注元の役割部分についても支援という名目で担当する場合があります。
例えば要件定義が不慣れな企業の場合はコンサルタント的な役割としてECサイト制作会社が支援する場合もあり、商品登録もショップ開設時に必要な登録をECサイト制作会社が行う場合もあります。
運用テストについてもテストケースの作り方などを支援する場合もあるでしょう。
また、構築後のECサイトの運営についても、日々のコンテンツ制作や集客などを請け負う場合もあります。
shopify制作会社を使うメリット
ECサイト構築のために、外部の制作会社を使うメリットを大きく分けて3点説明いたします。
・制作会社のノウハウやスキルを活用できる
・自社の社員をコア業務に専念させることができる
・固定費の節約ができる
①制作会社のノウハウやスキルを活用できる
ほとんどの会社にとってECサイトの制作は初めてのことになると思います。
制作会社を利用することにより、彼らが持っているECサイト構築のノウハウやスキルが利用できるので自分たちで制作するよりも短時間で質の高いECサイトが構築できます。
②自社の社員をコア業務に専念させることができる
自社の社員にとってはECサイト構築は本来の業務ではなく、商品開発やマーケティング施策をさせるべき人員です。
そこでECサイトの構築を外注することによってそのような人材を不慣れなECサイト構築に配置転換する必要がなくなります。本来の業務に専念させることが出来るので、会社の運営上効率的な人材の使い方が可能です。
③固定費の節約ができる
ECサイト構築は企業にとっては数年に一度程度のイベントです。
そのためにECサイト構築のための人材を新たに雇用したり、配置転換したりすることは固定費(人件費)の無駄遣いとなります。しかし外部の制作会社を使うことによりサイト構築費用を固定費ではなく変動費にすることが出来ます。
また、雇用関係が発生しませんので新たに社員を雇用すると発生する人事面でのコストも不要となります。
shopify制作会社を使うデメリット
ECサイトの構築に外部の制作会社を使った場合の3点のデメリットとそのデメリットを回避する方策について説明します。
・管理コストが発生する
・発注元の希望するスケジュールで受けて貰えない場合もある
・機密情報が外部に漏れる恐れがある
①管理コストが発生する
制作会社は社内の人間ではないのでRFPや要件定義で書き切れなかった要件について問い合わせが入ったり、構築途中の要所要所でレビューして設計書などを承認する必要があります。
発注元の意図を理解してもらい、スケジュール通りに進捗しているか、必要な品質が確保できているかといった確認は発注元の責任として行う必要があります。
自社内の社員で行う場合には簡略にコミュニケーションすることが可能ですが、外注する場合は外注先ときちんとした手続きを通して行う必要がありますので管理コストは増大します。
対策方法
必要なコストなので、効率的な管理をしていくことを考えることによって無駄な管理コストを抑制することを考えることが必要です。上流工程のRFP、制作会社の選定のフェーズで時間を十分にとって制作会社と良質なコミュニケーションをとることが全体の管理コストを抑えることになります。
上流工程の期間だけコンサル的な外部の人材を入れるのも一案です。
②発注元の希望するスケジュールで受けて貰えない場合もある
外部のECサイト制作会社が他社の案件で空きがない場合や要求基準に合致した会社が見つからないなどの理由で、希望スケジュールで構築を請け負ってくれる会社が見つからないという事態も考えられます。
対策方法
余裕をもってスケジュールを作るか、どうしても計画通りにECサイトをオープンしたい場合は優先度の高い機能だけに割り切って公開し、その後にその他の機能を順次取り入れていくという段階リリース的なやり方をするしかありません。
段階リリースした場合は一括リリースよりも開発コストは増大しますが、販売機会の損失と天秤にかけて判断してください。
③機密情報が外部に漏れる恐れがある
外部のECサイト制作会社にはネットショップのコンセプトなど販売戦略や商品戦略などを伝える必要があります。
これらの情報は当然のことながら社外秘の情報となります。ECサイト制作会社は競合会社のECサイト構築を受注している可能性もあるので、ECサイト制作会社経由で自社の社外秘が競合に流出する可能性があります。
対策方法
機密保持契約(NDA)を締結するのはもちろんのこと、制作会社がどのようにセキュリティを担保しているかを実際の現場を見ながら確認することも必要です。
制作会社の平均費用相場
shopifyをプラットフォームとしたECサイトを構築する場合の初期費用について説明します。
ECサイトの構築の原価はほぼ人件費です。
shopifyをはじめとしたECサイト構築のためのスキルを持っている人材ですので、1人あたりの月額費用は60万円~120万円程度となります。
また、自社のブランドイメージに沿ったデザインが新規に必要な場合はデザイナーも関わってきますのでデザイナーの人件費が必要となります。1人あたりの月額費用は100万円程度です。
※初期費用にはshopifyの月額利用料金や日々の運用コストは含んでいません。
基本のECサイト
shopify標準機能だけで、基本的な機能を持つECサイトを構築した場合、費用は50万円〜100万円/月程度になります。
ブランドECサイト
自社オリジナルなデザインとshopifyの標準機能にアプリ追加しするようなECサイトの場合、費用は100万円〜300万円/月程度になります。
フルオリジナルECサイト
大規模サイトで独自機能を追加し、自社内の基幹システム(ERPや会計システム)と連携する場合、費用は300万円〜1,000万円/月以上になります。
制作会社紹介
株式会社Anvie
弊社は2017年に創業した会社で、shopifyの公式パートナーです。
特徴
弊社の特徴は大きく分けて以下の4点です。
・ECサイト全般の専門家として最適な機能提案
・ECサイトの制作から運用・集客までワンストップでサポート可能
・最短2週間で運用開始できるスピード感
・構築費用を固定化し、3つのプランを用意
平均費用
次の3つの料金プランを用意しております。
・Shopify初めてプラン 50万円
・カスタマイズプラン 100万円
・オリジナルプラン 300万円
事例紹介
弊社が構築したECサイトの事例として、以下の3店のオンラインストアがあります。
「イタリア的感性」と「日本の技術力の融合」がコンセプトのメンズ靴下ブランドのオンラインストアの構築
「着るだけで叶う、上品な艶」浴衣ルームウェアと関連商品を販売しているオンラインストアの構築
日本一の出荷量を誇る生鮮食品販売のオンラインストアの構築
こんな方にオススメ
・ECサイトを急いで立ち上げたい
・ECサイトの制作から運用サポートまでトータルに対応して欲しい
・ECサイトを立ち上げるのが初めてで、何をしたらいいか分からない
・現行運用している実店舗とモールの連携、SNS連携をしたい
・shopifyで構築したECサイトの運用が上手くいっていない
会社概要
会社名 |
ANVIE株式会社 |
公式サイト |
|
電話 |
03-5829-8330 |
本社所在地 |
〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1-8-11 サン・センタービル5F |
資本金 |
2000万 |
実績紹介ページ |
|
ECサイト構築価格帯 |
Shopify初めてプラン 50万円 カスタマイズプラン 100万円 オリジナルプラン 300万円 |
ECコンサルティング 対応可否 |
可能 |
ECサイト運用支援 対応可否 |
可能 |
株式会社フラクタ
※公式サイトより引用
株式会社フラクタは2013年に創立され、Shopify expertsに認定されている会社です。
特徴
株式会社フラクタの特徴は大きく分けて以下の3点です。
・Eコマースを軸としたブランディングに強み
・ブランドの立ち上げについて3つのプラン
・Shopify(ショッピファイ )の技術情報やEC業界全般に関する情報発信
平均費用
費用については都度問い合わせ
事例紹介
株式会社フラクタが構築したECサイトの事例として、以下の3店のオンラインストアがあります。
①ALL YOURS
D2Cアパレルブランドのオンラインストアのリニューアルと運用フォロー
②オーラルヘルスナビ
「予防歯科」の考えを広げる事業をしている株式会社オーラルケアの一般消費者向けオンラインストアの構築
③objcts.io
レザーアイテムブランド「objcts.io(オブジェクツアイオー)」のオンラインストアの構築
こんな方にオススメ
・ECサイトのブランディングにこだわりたい
・予算内に収まる提案が欲しい
・ECサイト構築のみならずビジネス全体の支援をして欲しい
会社概要
会社名 |
株式会社フラクタ |
公式サイト |
|
電話 |
03-4530-3788 |
本社所在地 |
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町22-14 N.E.Sビル N5F(ラボ S5F) |
資本金 |
100万円 |
実績紹介ページ |
|
ECサイト構築価格帯 |
問い合わせ |
ECコンサルティング 対応可否 |
可能 |
ECサイト運用支援 対応可否 |
可能 |
株式会社R6B(アールシックスビー)
※公式サイトより引用
株式会社R6B(アールシックスビー)はD2CやECに強い完全紹介制のECプロジェクト支援会社で、Shopify expertsに認定されています。
特徴
株式会社R6Bの特徴は大きく分けて以下の3点です。
・shopify、D2CのECサイト構築実績は国内でトップクラス
・お客様への継続的なサポート
・SNS支援事業やM&A仲介事業
平均費用
ECサイト制作プラン(ベーシック):参考価格75万
事例紹介
株式会社R6Bが構築したECサイトの事例として、以下の3店のオンラインストアがあります。
Humanmadeのオンラインストアをリニューアル。
実店舗とオンラインストア間の売上・在庫・会員情報を連携。
韓国ファッションブランド 17kg (イチナナキログラム)のオンラインストアをリニューアル。
kemio(ケミオ)がプロデュースするオフィシャルグッズストア。
Shopify(ショッピファイ )を用いたコーディングを担当。
LINEを用いた先行販売やアクセスカウンターの設置などを実施。
こんな方にオススメ
・shopifyの機能を使いこなして他のECサイトと差別化したい
・shopifyのサイトを移行したい
・構築だけではなく継続的なサポートを受けたい
会社概要
会社名 |
株式会社R6B |
公式サイト |
|
電話 |
記載なし |
本社所在地 |
〒 155-0031東京都世田谷区北沢二丁目33-6-3F |
資本金 |
100万円 |
実績紹介ページ |
|
ECサイト構築価格帯 |
参考価格75万円 |
ECコンサルティング 対応可否 |
可能 |
ECサイト運用支援 対応可否 |
可能 |
コマースメディア株式会社
※公式サイトより引用
コマースメディア株式会社は2016年に創立され、shopify expertsに認定されている会社です。
特徴
コマースメディア株式会社の特徴は大きく分けて以下の3点です。
・自らが事業者としてECサイトを運用している
・カスタマーサポートや物流代行も可能
・楽天やAmazon(アマゾン)などのモールにも強い
平均費用
ECサイト構築 プラン例:250万円
事例紹介
コマースメディア株式会社が構築したECサイトの事例として、以下の3店のオンラインストアがあります。
チョコレート菓子である「ブラックサンダー」の、バレンタイン向けキャンペーンサイト構築。構築、物流、カスタマーサポートを担当。
オリオンビール公式通販サイトの全面リニューアルを担当。
構築だけではなく、物流、カスタマーサポートも実施。
ゴーゴーカレー公式通販サイトのリプレースを実施。
スピード重視で必要最低限の機能をリリースし段階的に機能拡充。在庫連携システムを導入し複数店舗の一元管理を実現。
こんな方にオススメ
・ECサイト制作から運用・物流まで任せたい
・既存の楽天やアマゾンなどのモール店舗も含めて対応して欲しい
・コンサルティング的な部分からお願いしたい
会社概要
会社名 |
コマースメディア株式会社 |
公式サイト |
|
電話 |
電話での受付はしていません |
本社所在地 |
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3丁目44-11 フサカビル 6階 |
資本金 |
300万円 |
実績紹介ページ |
|
ECサイト構築価格帯 |
ECサイト構築 プラン例 250万円 |
ECコンサルティング 対応可否 |
可能 |
ECサイト運用支援 対応可否 |
可能 |
世界へボカン株式会社
※公式サイトより引用
世界へボカン株式会社は2014年に創立され、shopify expertsに認定されている会社です。
特徴
世界へボカン株式会社の特徴は大きく分けて以下の3点です。
・英語圏の越境EC BtoBマーケティングに特化
・バイリンガルの日本人スタッフや英語ネイティブのスタッフが在籍
・外国人視点での英語コンテンツ制作
平均費用
"戦略的"Shopify越境ECサイト構築:約250万円~350万円
事例紹介
世界へボカン株式会社が構築したECサイトの事例として、以下の3店のオンラインストアがあります。
株式会社小津商店の海外向けオンラインストア。
翻訳から構築までを一貫して実施。コピーやFAQは英語ネイティブが担当。
エム・キャスト株式会社の海外向け医療機器販売のオンラインストア。
Shopify(ショッピファイ )での構築と英語リスティング広告の運用を担当。
株式会社FROM JAPANの海外向けの購入代行サービス。
Shopify(ショッピファイ )での構築と英語リスティング広告の運用、コンテンツマーケティングを担当。
こんな方にオススメ
・越境ECを目指している
・越境ECで売上アップしたい
会社概要
会社名 |
世界へボカン株式会社 |
公式サイト |
|
電話 |
03-5207-2780 |
本社所在地 |
〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-39-1 ナルハマビル3F |
資本金 |
100万円 |
実績紹介ページ |
|
ECサイト構築価格帯 |
100〜150万円 |
ECコンサルティング 対応可否 |
可能 |
ECサイト運用支援 対応可否 |
可能 |
株式会社WebLife
※公式サイトより引用
株式会社WebLifeは2007年に創立された、Shopify expertsに認定されている会社です。
特徴
株式会社WebLifeの特徴は大きく分けて以下の2点です。
・shopifyとオープンソースのEC-CUBEの両方に対応できる
・構築だけではなく、販売促進やプロモーションにも対応
平均費用
記載なし
事例紹介
株式会社WebLifeが構築したECサイトの事例として、以下の3店のオンラインストアがあります。
お茶の販売をしているオンラインストアの構築
伝統工芸品と日用品のオンラインストアの構築
ハンドルバッグやトートバッグなどを中心に扱う日本のファッションブランドのオンラインストアの構築
こんな方にオススメ
・ECサイトのプラットフォームを比較して決めたい
・Shopify(ショッピファイ )のアプリにない機能を追加したい
会社概要
会社名 |
株式会社ウェブライフジャパン |
公式サイト |
|
電話 |
03-6804-3247 |
本社所在地 |
107-0062 東京都港区南青山2-22-17 川上ビル6F |
資本金 |
980万円 |
実績紹介ページ |
|
ECサイト構築価格帯 |
記載なし |
ECコンサルティング 対応可否 |
可能 |
ECサイト運用支援 対応可否 |
可能 |
まとめ
いかがだったでしょうか?shopify制作会社を使うメリット・デメリットから実際の制作会社まで紹介してきました。
shopifyでECサイトの構築を検討しているなら外部の制作会社を使うことを検討するべきです。
費用は発生しますが、社内リソースで対応するよりも短期間で高品質なECサイトが実現できます。まずは相談してみて、提案を聞き、見積をもらって、適切な外部制作会社を決めるのがおすすめです。
この記事を見たけど、「制作会社が多すぎて自社に最適な会社が分からない...」「コミュニケーションがちゃんと取れる会社はどこだろう?」という方はECサイト構築支援・運用支援を行っているANVIEにご相談ください!